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私たちの活動

子ども支援のワークショップを全国で展開

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、子ども支援の一環として、週末に仮設住宅や避難所にて子どもたちが安心して気持ちを発散しながら楽しく安全に遊べる場を提供する、アート&スポーツキャラバンを気仙沼市と陸前高田市を中心に展開しています。

アートやスポーツや遊びを通して、子どもが潜在的に持っている「自ら回復する力」を支えられるよう活動しています。キャラバンでは、子どもたちが自分の選んだ遊びや創作活動に熱中するかたわらで、キャラバンの一角にお年寄りや保護者の方々がお茶を飲みながらくつろげる、小さな「お茶っこ」のスペースを設け、歓談する場を提供しています。「お茶っこ」は、PWJスタッフ(ソーシャルワーカー)や協力いただいている専門職(医師など)と一緒に、震災後の子どもの行動変化についての相談や、保護者の悩みなどを話せる場でもあります。

PWJの子ども支援では、アート&スポーツキャラバンや「お茶っこ」での経験を踏まえて、被災した子どもたちとどう接したらよいのか、被災地の皆さんはどういった困難を抱えておられるのかなどについてお話しする場として、PWJの専門家スタッフが全国でワークショップを展開しています。

ワークショップでは、子ども支援事業全体の機能を伝えるとともに、被災した子どもの心の状態を理解するためのポイントや、ストレス発散を促すための方法などを紹介し、一人でも多くの方がそうした知識を実践に移せるようにサポートすることで、参加された方々が地元での子ども支援の担い手として、今後も長期的に活動を続けられることを目標としています。

6月に行われた米NGO「ダギー・センター」のドナ・シャーマン所長による講演会(東京、盛岡)、専門家との懇談会(気仙沼)に続き、日本ロレアル㈱、バークレイズ・キャピタルにおいて、喪失を体験した子どもたちとの関わりについてお話しさせていただきました。7月には、天使大学(北海道札幌市)と札幌学院大学(北海道江別市)にてワークショップを行いました。9月には山形県の精神保健福祉士講習会、北星学園大学(北海道札幌市)にてワークショップを予定しております。

今後は、被災地域において、直接子どもと接する方向けのワークショップを行っていくことを計画しており、アート&スポーツキャラバン、「お茶っこ」活動でのさらなる出会いを通じて、公立学校、学童保育、仮設住宅の集会所などで子どもたちに関わる方々の応援隊として、これからも支援を続けていく予定です。

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写真:北海道でのワークショップのようす (C)PWJ

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