ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

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2014.12.19

【イラク】500万もの人びとが支援を必要としています

イラク 海外人道支援

イラクでは、長引く国内の混乱により、特に北西部地域で多くの人々が避難を余儀なくされています。また、内戦の終わらないシリアからも難民流入が続いており、現在、イラクでは500万に上る人びとが支援を必要としています。
現在、ピースウィンズ・ジャパン(以下 PWJ)では、イラク北部で越冬支援を強化しています。イラクと言えば、灼熱砂漠のイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかしながら、多くの難民や国内避難民が暮らすイラク北部は現在、氷点下の世界です。故郷を追われた人びとは、暖を取るのに必要な服も器具も持たず、凍える日々を送っています。そんな人々の生活環境が少しでも改善するように、PWJでは、様々な支援を行なっています。
まず、PWJでは、イラク北部にある7つの難民キャンプで、児童向けコートの配布を開始しました。厳しい難民生活にあっても、年頃の女の子達は”おしゃれ心”を忘れません。女の子達は皆楽しそうに、「私はこれー!」と好きなデザインのコートを我先にと選びます。男の子達も、支給されたコートを着て、嬉しそうに走り回っています。
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写真左:配布されたコートを試着するファーティマちゃん、写真右:配布を待つ児童たち
また先日、PWJはシリア難民キャンプの800世帯に、給湯機器の配布を行いました。これにより、直ぐにお湯を沸かして、寒さに対処できるようになりました。それまでは、劣悪なストーブを給湯に使用し、子どもが使用方法を誤っり、けがを負うケースが多々ありました。給湯機器の配布は、人々の要望に応える形で支援を実現することができました。

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写真左:嬉しそうに配布品を持って帰る女の子、写真右:配布した給湯器機、写真下: 配布を待つ人々の列

難民キャンプで暮らすサシム (44歳)さんは我々に嬉しそうに 語ってくれました。
「今までは、近所から借りた不良品を使っていて、子どもが火傷をしたこともある。日本の皆さんのおかげで、安全にお湯を沸かすことができ、とてもうれしい!!」
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        写真左:サシムさんと息子のムハンマド君、写真右:サシムさんのキッチンの様子
さらにPWJでは、「1400程の難民世帯への灯油配布」など様々な支援を計画しており、今後もイラクで苦しむ人々への支援を強化、継続します。現在、イラクでは国際社会からの支援が必要な人々が500万人に上ると言われています。この数字は、国際社会の想定を遥かに上回り、支援が必要な人たちに行き渡っていないのが現状です。少しでも支援を拡大するためにも、引き続き、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。
【皆さまの募金が人々を救います!】詳しくは下記ご覧ください。
https://peace-winds.org/support/
※本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成金や皆さまからのご寄付により実施しています。
報告:イ・チャンウ(イラク駐在員)、内田祐輔(本部事業部員)

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