ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

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2012.11.2

【シリア難民支援】支援準備を開始

イラク 海外人道支援

内戦の続くシリア。これまで一般市民を含め、2万9千人を超える死者が出ており、隣国のヨルダンやトルコ、イラクなど国外に避難した難民は30万人を超えています。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の活動するイラクへも、国境を越えてシリアから避難してくる難民が増えてきています。このような状況を受け、PWJはイラク国内におけるシリア難民への支援を決定しました。

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娘を抱いて避難するシリア人女性
(C)Reuters/Zohra Bensemra, courtesy of the Thomson Reuters Foundation – AlertNet

イラク北部のドミズ難民キャンプは、北部の都市ドホークから10kmほど南東に位置しており、シリアから逃れてきた3,759家族、16,316人が国連から難民認定を受けてキャンプ内と周辺で生活しています。
今も1日平均200人から250人が、毎日シリアから国境を越えてイラクに避難しています。

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子どもたちとトラクターに乗り、
レバノン北部に逃れるシリア農民
(C)Reuters/Afif Diab, courtesy of
the Thomson Reuters Foundation
– AlertNet

イラク北部は山が多く、冬は寒さが厳しい地域です。10月中旬にドミズ難民キャンプを訪問したPWJ職員カワは、同キャンプ内の状況は悪く、衛生状態の改善や、より効果的な支援の調整など、まだまだ課題が多いと報告しています。
たとえば、主食の食糧は、国連からの支援で配布されているものの、野菜や缶詰など、補助食品は配給されていません。
テントは建てられているものの、雨が降るとテント周りが泥でぐちゃぐちゃにぬかるむような状況で、早急な対応が必要とのことでした。

国連や現地政府、NGOなど支援関係者の会議でも、氷点下になる厳冬に向けた対策が優先課題の筆頭に挙げられていました。
PWJは、冬の寒さが厳しくなる前までにシリア難民の支援を開始すべく、補助食品や越冬のための灯油の配給などを念頭に置いて、調査を続けています。
PWJは、これまでにもイラクやアフガニスタンなどの紛争地で、難民や国内避難民の支援を実施。スマトラ島沖地震・津波やハイチ地震の際も、被災者支援の活動を実施するなど、世界各地で難民・避難民や、災害被災者の支援を行っています。また、東日本大震災では震災直後から被災者支援を開始し、現在も継続しています。
シリア難民支援のため、PWJではご寄付の受付を開始しました。ご協力をよろしくお願いします。
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