ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2003.4.14

国内避難民の調理・暖房を支援 計119世帯に灯油を配給

イラク 海外人道支援

緊急時の支援活動の一環として4月8日、ピースウィンズ ・ジャパンは、灯油の不足に悩む国内避難民のため、国内避難民キャンプ1ヶ所と、3つの公共施設で生活している避難民、計119世帯に灯油の配給を行いました。受け取った家族からは「市場で買うにも非常に高くて困っていた」「これで暖房にも調理にも使えるのでとても助かる」といった声があがりました。
今回、ピースウィンズ ・ジャパンが灯油の配給を行ったのは、いずれもイラク北部・クルド人自治区のスレイマニア近郊にある施設。1-2年前に中央政府側のキルクークを離れた避難民たちが生活するタキア国内避難民キャンプ(71世帯)と、アグラジャール村にある2つの元養鶏場(16世帯と12世帯)、ペシュメルガ(兵士)の施設(20世帯)に生活する人びとです。避難民1世帯あたり40リットルを配布しました。タキア以外の施設は、中央政府との境界に接するチャムチャマルやショーシュなどの町から、今回の戦争を逃れて来た人たちが滞在していましたが、タキアでは親類を頼って戦争開始直前にキルクークを離れた5世帯にも配給を行いました。タキアの避難民は約8カ月間、テントでの生活が続き、食料配給や支援に頼る状況で、暖房や調理のための燃料も不足していました。暖房や調理のための燃料の不足は、タキア以外の施設の避難民も同様でした。自治区内では主に調理に使われるガスの価格も高騰し、避難民をはじめとする人たちにとって深刻な問題となっています。
タキアで灯油を受け取ったニザムさん(43歳、男性)は「もともと9人家族のところに、チャムチャマルから避難してきた3家族27人を受け入れていた。燃料も食べ物もなくなったので、彼らに自宅に戻ってもらった。そういうときに配給を受けられたので大変うれしい」と話しました。チャムチャマルから養鶏場の1つに避難していたグルハンさん(34歳、男性)は「ガスもなく、燃料が本当に必要だった。チャムチャマルでもその日、その日の仕事をさがす生活だったので、自分で買うのは大変だ」と歓迎していました。
今回、ピースウィンズ ・ジャパンが配給した灯油は、ジャパン・プラットフォームの支援を得て、緊急時に備えて購入・備蓄していたものです。
ピースウィンズ ・ジャパンでは、4月1日にも、テント生活をする避難民を対象に灯油の配給を実施しています。

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