ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

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2019.7.18

【イラク】イラク北部シンジャール山に逃れたヤジディ教徒~インタビューレポート(2)~

イラク 海外人道支援

イラク北部シンジャール山に逃れたヤジディ教徒~インタビューレポート(2)~

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、イラク北部において帰還民・帰還地域住民・国内避難民・シリア難民に対する緊急人道支援を実施しています。これまで、シンジャール山に避難しているヤジディ教徒の受益者の声を3回に分けてお届けしています。第2弾となる今回は、Zくん(13歳)のインタビューレポートです。

第1弾の記事はこちらから:https://peace-winds.org/activity/iraq/16259
第3弾の記事はこちらから:https://peace-winds.org/activity/iraq/16269

Zくんは、5人兄弟の長男で、「イスラム国」が村に攻めてきた当時、小学校3年生でした。
「その時、僕たち家族は家にいました。そして、友人を助けるため、お父さんは戦いに出ていきました。お父さんはとても勇敢でした。お父さんは、すぐに戻ってくるからそれから一緒に逃げよう、とお母さんに言いました。でも、お父さんはなかなか帰って来ませんでした。みんな逃げてしまって、僕たちはお父さんがいなかったけれど、叔父さんに言われて避難することにしました。「イスラム国」に捕まるんじゃないかと怖かったけれど、叔父さん一家と一緒にとにかくシンジャール山に向かって逃げました。」

Zくんは、お父さんが大好きです。お父さんはよくZくんに勉強を教えてくれて、一生懸命に文字の発音や新しい単語を学びました。お父さんのおかげで勉強を頑張ったZくんは、クラスで一番になったこともあります。しかし、避難した当日以来、まだお父さんに会えていません。
「お父さんはすぐに戻ってくると思っていたけれど、お父さんが生きているのか死んでしまったのか、誰もわかりません。でも、きっとお父さんは生きていて、僕たちのところに帰ってきてくれると、僕は信じています。」

Zくん シンジャール山国内避難民居住地区にてお母さん、妹と

現在、Zくんはお母さんと4人の兄弟と一緒に、シンジャール山の国内避難民居住地区に住んでいます。
「ここでの避難生活では、友達と遊んだりして楽しいこともあります。でも、ほとんどの時間、僕はお母さんや兄弟の世話で忙しいんです。あの日、お父さんが外に出て行ってしまってから、お母さんは不安定になってしまったから。必要な時には、叔父さんが支えてくれます。
 学校に通って、卒業することができれば、僕が仕事を見つけてお母さんや兄弟を支えることができると思うんです。住んでいた村に戻って、学校に通い、冬の寒さに困らない電気のある暮らしをしたい。みんなが家を建て直して新しい生活をスタートできたら、そして、子どもたちみんなが学校に通うことができたら、とても素敵だと思います。」

PWJは、困難な境遇にありながら力強く生きる国内避難民の方々から力をもらいながら、支援事業を展開しています。

※本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成金やみなさまからのご寄付により実施しています。
※イラクの現地情勢を考慮し、関係者に危険や不利益がおよばないよう、人の名前は仮名を使用しています。

継続的な支援を実施するために、皆さまからの温かなご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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