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【インドネシア】ジャワ島地震 被害が甚大なチアンジュール県にスタッフが入りました

ピースウィンズのスタッフは、被害の大きかったチアンジュール県チュガナンに入りました。甚大な被害を受けたこの地域。住民たちは倒壊した家から自ら資材を調達して再利用し、テントを建てて生活をしていました。
 

 
避難キャンプで話を聞くと、今ある物でどうにか現状の改善を図っている避難民の涙ぐましい努力が見て取れました。標高が1,000mを超えるこの地域。朝晩の冷え込みもあり、避難民はブランケットなどの防寒具を欲していました。
 


激しく倒壊した家屋(撮影:11月26日チアンジュール県)
 

ビニールシートのテントで避難生活を送る人々(撮影:11月26日チアンジュール県 )

 
お話を聞かせていただいた男性のひとりは妊娠中の奥さんをこの地震で亡くされたそうです。ご遺体が見つかったのは2日前(24日)の事だったそうです。
人々は今あるものだけでできる限りの精一杯の生活を送っています。
 


倒壊した家屋の資材を使ってテントを建てる避難民(撮影:11月26日チアンジュール県 )

 
エルサさん(22歳)は発災時チアンジュールの都市部にいましたが、地震を受けて大急ぎで山間部のバルカソへ帰郷。真夜中に到着し、停電で真っ暗な中で家族を探したそうです。避難キャンプで家族に再会できましたが、おばあさんは左腕を骨折、お父さんも左足を負傷し今も足先は大きく腫れ上がっていました。
 


エルサさん(左)と怪我を負いながらも再会できたご家族(撮影:11月26日チアンジュール県 )

 
エルサさんと倒壊した実家を見に行くと、大事にしていたというドラえもんのぬいぐるみが見つかりました。実は来年1月に結婚する予定だったエルサさん。お相手の家族の無事も確認できましたが、こんな状況になっていつ結婚できるかはわからなくなってしまったそうです。
 


ぬいぐるみは見つかったが実家は崩れてしまった(撮影:11月26日チアンジュール県 )

 
チアンジュールはこれまでほとんど災害のなかった地域で、地震もこの20年間なかったそうです。突然の災害による被害に人々は大きなショックを受けており、精神的負担やトラウマも心配されます。
私たちは引き続き、この地震に対する支援を続けます。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
 

 

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