ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2005.4.5

孤立したバニャック諸島へ水・食糧など

インドネシア 海外人道支援

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、インドネシア・スマトラ島沖で日本時間の3月29日午前1時10分ごろに発生した地震を受け、震源に極めて近いバニャック諸島へ、水・食糧・ビニールシートを届けました。バニャック諸島では多くの住民が家を失ったほか、通常、食糧や生活物資の供給をニアス島に頼っていたため、ニアス島の被害を受け、食糧不足が深刻になっています。しかし、PWJを除いては島外からの援助は入っておらず、島は孤立状態に陥っています。

  

津波で被害を受けた家=バニャック諸島、バライ島
海沿いの多くの家は水が引いていない=バニャック諸島、トゥアンク島
(C)Peace Winds Japan

PWJは3月31日朝、PWJが支援活動を続けているスマトラ島西岸のムラボーから、インドネシア人スタッフを船でバニャック諸島へ向かわせ、現地の状況を確認。その結果、地震直後に2メートル程度の津波に襲われたこと、被災後も現在に至るまで水が引かないままの地域が多いこと、多数の住民が家を失ったことが判明しました。インドネシアの国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、3000人が家を失ったとの情報があります。死者数については、200〜300人という情報と、死者はないとする情報が錯綜しています。

また、PWJスタッフが得た情報によると、通常、バニャック諸島にはニアス島から物資が運ばれてきていました。しかし、地震後はインドネシア政府からバニャック諸島全体向けに10トンのコメが運ばれてきた以外、島外からの援助は全く入っていません。コメをはじめとする食糧の不足は深刻で、従来、飲用に使っていた水も塩分の混じった状態になっています。また、家を失った住民からは「テントがほしい」との声が強く聞かれました。

写真左:地面の隆起・陥没も各地で
写真右:物資を積んだ船を待つ住民
いずれもバニャック諸島、トゥアンク島
(C)Peace Winds Japan

PWJは4月2日、ムラボーで調達したミネラルウォーターと、食糧(干し魚、魚缶詰、ビスケット、コメ、インスタントヌードル、食用油、ベビーフード、紅茶、塩、砂糖)、ビニールシート、約20トンを2隻のチャーター船に積み込み、ムラボーからバニャック諸島へ出発。PWJのインドネシア人スタッフが同乗し、3日夜までに、緊急支援物資を届けました。

PWJでは、国際社会、援助関係者に、バニャック諸島支援の必要性を強く訴えかけるとともに、今後の支援の可能性についても、現在、調査・検討を続けています。

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