ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2005.1.11

スマトラ島沖地震 緊急支援 輸送ルート確保し、アチェ州に物資輸送

インドネシア 海外人道支援

スマトラ島沖地震で、インドネシア・スマトラ島北部のナングル・アチェ・ダルサラム州(旧アチェ特別州、以下アチェ州)での緊急支援を続けているピースウィンズ
・ジャパン(PWJ)は7日、西海岸ムラボー近郊に約900キロの援助物資を空輸、避難所に直接届けました。被害の大きかった西海岸では物資を被災者に確実に届けることが課題となっていますが、PWJでは情報収集と輸送ルートの確保に力を入れ、今後も被災者支援を続けていきます。

支援物資を届けたPWJを歓迎する被災者物資に集まる子どもたち(1月2日)

写真左:支援物資を届けたPWJを歓迎する被災者(1月1日)
写真右:物資に集まる子どもたち(1月2日)
(C)Peace Winds Japan

震源に近く、津波が直撃したアチェ州の西海岸は、町の大半が破壊されています。ムラボーの空港は復旧の見通しも立たず、港にも大きな船は接岸できません。PWJでは、ヘリコプターによるムラボーへの空輸を手始めにアクセスの方法をさぐってきましたが、ムラボーの南東約70キロにある小型のブランピディ空港へのチャーター便とブランピディ〜ムラボー間の陸送を組み合わせる方法などを使い、これまでに確認できただけで計5回、援助物資をムラボーに搬入しました。

被災後の混乱に加え、政府と反政府勢力による衝突が長く続いていたアチェの地域事情を考え、PWJでは援助物資をできるだけ確実に被災者に届けることが重要と判断。被災地の援助関係者に手渡すだけにとどまらず、政府関係者らとの協議も経て、避難所などで直接物資を配布することも行っています。今回は、水やビスケット、魚の缶詰め、ろうそく、ビニールシートなど約900キロを、ムラボー近郊のアルキュアレン村の避難所に届けました。

空輸した物資を下ろす(ブランビディ空港、1月1日)トラックに支援物資を積み込む(1月3日、メダン)

写真左:空輸した物資を下ろす(ブランビディ空港、1月1日)
写真右:トラックに支援物資を積み込む(1月3日、メダン)
(C)Peace Winds Japan

できるだけ多くの支援物資を被災地に運ぶため、PWJでは、トラックによる輸送ルートの確保にも取り組んでいます。救援拠点となっている北スマトラ州の州都メダンからムラボーに向けて、物資を満載させたトラック1台をすでに出発させています。安全で確実な輸送ルートが確保でき次第、物資搬入のペースを上げていきます。

地震と津波の発生から2週間が経過しましたが、アチェ州ではいまだに被害の全容が把握されていない状況が続いています。PWJでは、他の援助関係者らとの調整も行い、支援をより必要としている地域で支援を強化していく方針です。

インドネシア国内では11日現在、日本からの支援チーム5人とインドネシア人スタッフ、現地のコーディネーターらが、スマトラ島沖地震の支援活動を展開しています。

 

 

  

被害の大きいバンダアチェ市内
いずれも1月2日撮影
(C)Peace Winds Japan

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