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ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

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2021.3.3

【インドネシア】私たちの支援活動が現地メディアに取り上げられました

インドネシア 海外人道支援

2018年に起きた未曾有の大地震と言われているスラウェシ島地震。この地震源のパル・コロ断層は、今度も大きな地震を引き起こす可能性が高いと言われています。そのため、ピースウィンズ・ジャパン(以下、PWJ)は、スラウェシ島で再び大地震が発生した際に大きな被害を受ける可能性の高いカラワナ村とパクリ村の2村で、現地提携団体INANTA(以下、INANTA)と災害対応能力の強化を目指して活動しています。
 
その活動の大きな要の一つである災害管理研修と緊急対応およびスフィア研修が現地メディアにも大きく取り上げられました!!!(記事はこちら*こちらの記事はインドネシア語ですので、下記日本語でも紹介させていただきます!)
 
現地メディアの記事【災害管理研修と緊急対応およびスフィア研修】
 


INANTAと各村の災害リスク管理チームの集合写真

 

これらの研修の対象者は、本事業開始時に結成した各村の災害リスク管理チームです。
このメンバーは今後の村における減災行動計画および防災計画を推進し、発災時には避難誘導などの適切な指示や急病人の保護や手当を行うことが期待されており、彼らの知識・能力向上は非常に重要です。
 
災害管理研修では、各村の過去に起きた災害について学びながら、村の中での脅威になりうる場所やものについて確認し、災害時の要援護者や脆弱層への対応、避難所として利用可能な施設の確認、さらには協力機関とその役割について全体で話し合いをしました。
 


防災コンサルタント(中心)が村の災害史や災害脆弱性リスク分析の方法を説明

 


災害管理研修のグループ活動の様子

 
講義を終えた後は、各村のチームに分かれ、一人ひとりの役割を決めながら、減災行動計画と防災計画を立てていきます。今後は、これらの計画書を村政府に提出し、最終的に村の災害管理政策に盛り込まれるように村政府に働きかけていく予定です。
 
研修参加者のオーガスティーナさんは、「災害管理研修を通じて、村の災害管理はすべての機関が協力し合って行われていること、そして災害時に対応について計画を立てることの重要性を理解することができました」と研修後のアンケートで答えてくれました。
 
次は、緊急対応およびスフィア研修です。
スフィアとは人道支援・緊急支援をする上での国際基準で、PWJが実施しているすべての人道支援事業もこの基準に沿って計画されています。ここでは参加者はスフィア基準についての講義を受け、小グループに分かれて自らが支援する側になった際に満たすべき最低基準(例:1人あたり1日15リットルの水が必要)について議論をしながら理解を深めました。その中で、研修参加者のハシムさんは、「スフィア研修を通じて、支援をする上での最低基準を理解することができました。しかし、理解を深めるためには、実践研修の必要性を感じました」と話してくれました。
 


人道支援・緊急支援をする上での最低基準について議論する様子

 
その後、国家捜索救助チームによる発災時の犠牲者の救助・捜索方法について講義が行われました。
 


国家捜索救助チームが救助に使用する器具を紹介している様子

 
 


救助役と急患役に別れてデモンストレーションを実施

 
最後に、INANTAの職員であるクリスティンさん(防災プロジェクトオフィサー)が防災活動の意義について話してくれました。
 
「コミュニティ住民に対する防災活動の意義は大きいと思います。なぜなら自然の脅威を学ぶこと、村の脆弱性や私たちの災害対応能力を知ることで、どのような力を身につけることが必要なのかを理解し、そのために努力することができるからです。私たちは、この防災事業を通して、コミュニティ住民が災害から自分の身を守るための方法を理解し、身につけられるように今後も誠心誠意努めていきたいと思います」
 
インドネシアは、新型コロナウイルスの感染者数がインドに次いでアジアの中で第2位の多さです。そんな中、1月にもM6.2の大地震が西スラウェシ地域で発生し、80名以上が死亡、600名以上が負傷、そしてこの地震によりコロナの感染者数が爆発的に増えたともいわれています。そのため、私たちは研修実施前の職員の抗体検査や研修中のマスク着用の義務付けなど感染拡大防止に配慮しながら、今後もINANTAと協力して住民の災害対応能力の強化に尽力してまいります。
 
この事業は、皆様からのご寄付のほか、ジャパン・プラットフォーム(https://www.japanplatform.org/) からの助成金で実施しています。
 
今後とも、温かなご支援をよろしくお願いいたします。

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