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【広島】神石高原町に災害派遣用ヘリ配備

災害時の緊急支援に備え、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は12月9日、本部を置く広島県神石高原町にヘリコプター1機を配備しました。

広島

PWJのレスキューチームと災害救助犬はこれまで、2014年8月の広島土砂災害、同年12月のフィリピン台風、2015年4月のネパール地震、8月の台湾台風、9月の関東大雨災害の現場に出動。救命のためにはいち早く現場に入ることが最も重要であることから、ヘリコプターを導入し、災害発生時のチームの派遣に活用することにしました。また、今後は地域医療への貢献をめざし、近隣の医療機関と連携して救急患者の搬送などにヘリを活用できる仕組みを整える計画です。
ヘリコプターの機体はユーロコプターAS350Bで全長12.99m、全幅10.69m、定員6名(最大搭乗者数)。飛行可能時間は満載時約3.5時間、航続距離は約725kmとなります。PWJはこれまで、東日本大震災被災者支援の一環として、NPO法人オールラウンドヘリコプター(ARH)が宮城県気仙沼市を拠点に行うヘリによる医療搬送サービスを支援してきました。ARHが11月末に気仙沼地域での活動を一時休止したことから、PWJが当分の間、ARHから機体等の貸与を受けてヘリコプターを活用する運びとなりました。今後は操縦士と救急救命士が神石高原町に常駐し、医療搬送によるヘリの出動時の際にはARHからPWJに出向中の救急救命士が同乗し、現場で救命処置を行います。
12月12日にはヘリコプターを使用し、8月の台湾出動時に一緒に活動した現地パートナー団体「台湾路竹会」やアジアパシフィックアライアンス(A-PAD)のメンバーと合同でレスキューチームの訓練を実施。高さ約15メートル地点でホバリングしたヘリコプターから隊員がロープを使って降下する訓練などを行いました。
【動画】合同訓練3日目(ヘリ降下・山間部捜索救助訓練)
【動画】合同訓練2日目(山岳救助訓練)
【動画】合同訓練1日目(がれき場捜索救助訓練)

広島広島
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ヘリコプターの配備により、PWJは災害時に一刻も早く現場に駆け付け、今後は中山間地域の医療アクセスの課題解決にも貢献できるよう、引き続き取り組んでいきます。

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