被災者用テント配布スタート

ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）では1月からハイチでの支援を続けていますが、3月19日、地震被災者の方々へお渡しするために日本で用意したテントの配布をスタートしました。開始当日は、前日から朝まで続いた大雨に、スタッフ一同大変心配していました。しかし、配布時には奇跡的に雨がやみました！　おかげで、その日は無事に配布を終了することができました。

テント配布をしたキャンプでピースウィンズ・ジャパンスタッフ
(C)PWJ

日本を2月2日に出発したテントは、船便でハイチ隣国のドミニカ共和国に3月10日に到着。ドミニカ共和国での通関手続きを経て、陸路にて国境を越えてハイチ国内へ輸送されたテントは、3月15日にハイチ国内の倉庫に保管されました。その後配布の準備を整え、3月19日に配布を開始しました。
テント到着を待つ間、PWJスタッフは、ハイチ国内での配布対象のキャンプを選択するなどの準備を行っていました。そのほか、国連PKO部隊との倉庫や輸送、また配布の際の警護の手配などをし、配布対象の方々のリストを作成し、間違いがでないようにクーポン券を作成していました。

写真上：国連からのセキュリティチームと事前打ち合わせ
写真下：テント配布の受付で、引き換え券と署名を確認
(C)PWJ/Megumi YAMAMOTO

PWJの現地スタッフの活躍もあり、当日は暴動などの混乱もなく配布を終えることが出来ました。
今後もPWJでは、残りのテント配布のほか、瓦礫除去のための道具の配布、学校再開支援など、ハイチでの支援をまだまだ継続していきます。

写真左：テントを受取る被災者
写真右：設営したテントの前で
(C)PWJ/Ken MATSUDA