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ピースウィンズは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

災害緊急支援

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2022.8.22

【ハイチ】2021年ハイチ南西部大地震から1年

ハイチ 災害緊急支援

2021年8月14日にハイチ南西部を襲った大地震から、1年が経ちました。マグニチュード7.2の地震により、83,000棟以上の家屋が被害を受け、約54,000棟が全壊し、何千もの家族が家を失いました。学校、病院、道路、橋なども破壊され、主要なサービス、輸送、農業、商業が混乱しました。またこの地震で 2,248 人が死亡し、12,763 人が負傷し、344 人が行方不明になっています。この災害は、2021 年 7 月の大統領暗殺後の政治的危機の最中であったため、ハイチ社会が直面するさまざまな懸念に拍車をかけました。地震の後ハリケーンが発生したため、被災地はさらに洪水などの被害を受けました。
 


地震直後の倒壊した家。子供たちは住む家を失い、野外で暮らしていました。
 

地震直後の倒壊した家。地震発生時家の中にいて、揺れを感じてすぐに子供と一緒に走って外に逃げましたが、家は地震で全壊し、木の下で暮らしていました。

 
このような複雑な背景から、発災当日からピースウィンズ・ジャパン(以下、PWJ)は、ジャパン・プラットフォーム(以下、JPF)からの助成による緊急初動調査中に200世帯分の生活物資を配布しました。(参考: https://peace-winds.org/activity/haiti/20268 )
その後も緊急支援を続けましたが燃料不足や治安悪化のため、状況が落ち着くのを待って被災地の調査や情報収集を行いました。調査の結果、被災した家屋の修繕の要望が高いことが判明したため7カ月かけて、支援を受けていない地域(トーベック、シャンタル、アニケ、カンプ・ペランコミューン)12村の1676世帯に、家屋修繕キットを配布しました。事前に配布場所を確保するため、ボランティアに協力してもらい、がれきも撤去しました。また住民が適切に修繕できるように、修繕キットの使用方法に関する説明会も開催しました。
 


がれき撤去の様子。地震発生後は瓦礫が散乱して通行できない状態であった。
 

がれき撤去作業をする作業員。作業員たちも被災者で、家を失ったり、家族を亡くしたりした人も多くいます。
 

配布物資を詰める学生ボランティア。「何百世帯もの配布物資を詰める仕分け作業は大変だったが、被災者支援に携わることができてとても良い経験になった」と話してくれました。
 

物資配布時の様子。事前に配布券(クーポン)を配り、順番を待って物資を受け取る様子。
 

支援物資を受け取る裨益者の様子。家屋修繕キットを受け取った時の嬉しさで笑顔になったのがとても印象的でした。
 

物資を受け取る裨益者の様子。地震で家族を亡くし、家が半壊して野外で一人で暮らしていました。家屋修繕キットを受け取って、近所の友人と一緒に修繕作業をすると張り切っていました。
 

物資を受け取る裨益者の様子。地震により夫が怪我をして動けないため、家族の代表として家屋修繕キットを受け取りました。

 
以下、裨益者の声です。
 
カンプ・ペラン市長:セニシール・マキウスさん
カンプ・ペランコミューンは南県全体でマニッシュコミューンに次いで大きな被害があった村です。今回のPWJの家屋修繕キットの配布は私たちの地域の生活の支えになっています。ただ、まだまだ建設、インフラ、教育の面で支援を求めています。人々は災害により精神的に深く傷ついているため、今回の配布で人々が勇気づけられ、住民の笑顔がみられて少し明るい雰囲気になりました。PWJとJPFに感謝します。
 
トーベック公務員:マリー・ジュスリーヌ・ボーヴォワールさん
私の住むコミューンに支援があったのは、ハリケーンマシュー以降初めてで、住民や家族は見放されていると思っていました。今回の修繕キット配布により、人々が野外ではなく家の中で寝ることができ、壁と屋根ができて雨風をしのぐことができています。現在は復興の時期になっていて、私たちの地域でも職業訓練、農業支援、土壌保全などが今後重要となります。地域社会のリーダーとして、また被災地域の公務員として、PWJに感謝を致します。
 


被災者への物資配布を終えたPWJスタッフ達。

 
以下は、PWJスタッフからのメッセージです。
 
PWJプロジェクトマネージャー:ウィリアム
今回の緊急支援は、ハイチ大地震で被災した人々の生活を向上させる最初の対応として大きなインパクトを与えました。一方で、住民は住宅の再建や被災地の復興のため持続可能な解決策を必要としています。今後は、災害に強い住宅設計や建設技術が必要になってきます。
 
PWJ会計マネージャー:ジャンブルノ
ハイチはまだ中央集権的な国で、インフラ、産業、教育、経済などの多くが首都圏や都市部に集中しています。 この問題を解決するため、そして国を支えていくためには、私たちのようなNGO組織が必要です。このことを常に念頭に置き、PWJスタッフとして活動しています。2021年8月14日に発生した地震によって、ハイチ南西部は壊滅的な被害を受け、不安定だった経済状況をさらに悪化させました。今回PWJの支援によって南県の5つのコミューン(カンプ・ペラン、マニッシュ、トーベック、シャンタル、アニケ)に住む1,676世帯が物資を受けることができました。物資配布を通して、被災者の生活環境を改善できたことを直接見ることができて嬉しく思います。私自身も地震で家族を失い、支援活動をする中で様々な人々と触れあい、多くのことを学びました。被災者は配布物資をとても喜んでおり、家屋修繕キットの必要性が高かったことがよくわかりました。今後は地震や台風に強い住宅を建設すること、災害に強い建設技術に関する研修の機会を提供すること、ホームレスの数を減らすことで地域の防災・減災など住民の災害対応能力を強化することが非常に重要と思われます。
 
PWJエンジニア:マッケンソン
私が一番嬉しかったことは、多くの被災者が家屋修繕キットを受け取ったその日から使用していたことです。彼らがまさに家屋の修繕を必要としていたことが感じ取れた瞬間でした。被害が大きい家では材料が不足していましたが、他の住民と協力し合って余っている材料を交換しながら修繕していました。今後は、地域社会の復興を期待しています。そして全壊した家屋に支援が届くように、一人でも多くの人に喜んでもらえるよう支援を続けたいです。地域の人々の話によると、震災後、被災者の生活は非常に厳しかったと聞いていますが、今回の緊急支援によって、人々の状況が少し改善されたとのことです。被災した人々が望むことは家の修復と再建で、今後住む環境を整える支援を期待しています。私の住む地域では、市議会でも見放されていると考える人々がいます。今回の対象地域は初めて支援を受けた地域であり、配布地区や配布世帯の調査・選定を公平に行っている私たちの活動の成果に誇りを持っています。
 
 
地震から1年が経ち、ハイチは緊急事態を乗り越え、現在、長期的な復旧と復興に向かっています。そのためには、住宅、健康、教育、食料安全保障などの社会サービスの再活性化が必要です。その他、農業、商業、産業の促進と主要インフラ修復、また環境対策などの必要性が高まっています。
しかしギャング同士の抗争や全国的な燃料不足により治安は悪化傾向にあり、誘拐の増加やストライキ等も発生しています。被災地の南県では支援もまだまだ足りていない状況です。
PWJは、一刻も早い復旧・復興のため、継続して支援を実施していく予定です。持続的な復興支援はハイチの人々、被災地や被災者へ明るく前向きになれるような希望をもたらすと思います。被災者が希望を持つことができるよう、引き続きご支援をどうぞよろしくお願い致します。
 
 
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