【ハイチ】5月18日は国旗制定記念日、旗の日！
ハイチ国旗
ハイチの人々にとって旗は自由の象徴であり、ハイチ人の先祖が自由と独立を求めて戦った証でもあります。現代の若者も世界初の黒人独立国家という歴史に誇りをもっていて、日常会話でも頻繁に話題となります。民族意識や団結力が高いため、他の前植民地カリブ諸島の国々は、ハイチのアフリカ系黒人に根差した独自の文化を羨ましく思っているそうです。旗の日に歌われるハイチの国歌にも、「ハイチの旗は白人からの贈り物ではなく、私たちハイチ人の先祖の流れた血で獲得した旗だ。」とあります。旗の日には、国民が旗を掲げて国歌を歌いながらパレードをします。ハイチの人々は毎週日曜日に教会で賛美歌を頻繁に歌っているせいか、旗の日のパレードの合唱もハーモニーや歌声がとても綺麗で聞き入ってしまうほどです。
ハイチ国旗を持った行列を先導する村のリーダー。旗の日は、ハイチ人コミュニティをひとつにまとめ、皆で食事を楽しみ、芸術や文化の振興、全世代、お年寄りから若者までハイチの歴史について語り合います。
ハイチの国旗を “団結の象徴 “とみんなで声を掛け合い、”私たちはハイチ人であり、一つの旗で結ばれている“とエールを掛け合う様子。
ハイチの人々は、国旗の日に自国の文化と遺産（歴史）を祝います。ハイチの人々は自国を愛し、誇りを持っています。学校の子どもたちの多くは、国旗の日が一年で一番好きな祝日だと話しています。
また、ハイチという国の誕生は、女性革命家の貢献なしにはあり得ません。ハイチの独立闘争には多くの女性が参加し、最初の国旗を作るきっかけとなった人物や、飢餓に苦しむ負傷者を救済し食料・薬・包帯などを届けて独立闘争に協力した人物もいます。ハイチの通貨10グールド紙幣に描かれているスザンヌ・ベレーは、ハイチ革命に積極的に参加した解放奴隷で、ハイチ独立の4大ヒロインの一人とされ「サニテ」と呼ばれる象徴的な存在です。
ハイチの通貨10グールド紙幣
一方、現在のハイチは大統領不在のまま政治や経済は不安定で、犯罪組織の抗争等により治安は急激に悪化しています。昨年8月に発生した地震の復旧や復興も、中々進んでいない状態です。しかし、そのようなときだからこそ、国の独立に女性革命家が活躍したように、国の復興や復旧に女性達の活躍が欠かせません。ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）は、ハイチで女性グループ（NAPB：Nouvelle Association Paysanne de Balix）の活動支援とカシューナッツ加工・販売の促進支援をしています。同グループのメンバーは、PWJの緊急支援事業にもボランティアとしてかかわった、ハイチへの想いが強いグループです。PWJの支援により、持続的な組織運営や生計向上のための加工・販売の研修を受けて技術を習得しつつあり、同グループが地域社会の利益を生み出し、継続的に地域全体の早期災害復興を率いていくことが期待されます。
私達は、今後もハイチで人材育成や能力強化等を通して女性の社会参加や活躍促進のための支援を続けていきます。皆様の応援をよろしくお願いします。
2020 年 8 月に行われた加工品販売イベントの様子
①自らゴミゼロ運動を実施し、自分たちの村周辺の清掃する様子。
②自らゴミゼロ運動を実施し、自分たちの村周辺の清掃する様子。
■ハイチ支援寄付
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■郵便局でのお振込
口座番号：００１６０－３－１７９６４１
口座名義：特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
通信欄 ：「ハイチ支援寄付」と明記してください。
■銀行でのお振込
三井住友銀行 青山支店
口座番号:普通 1671932
口座名義： 特定非営利活動法人 ピース ウィンズ・ジャパン広報口
※銀行振込はお振込み人様を特定できません。お振込み後に、HP問合せフォームよりご連絡ください。
■遺贈・相続財産からのご寄付も承ります
資料請求・お問合せはこちらから：
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特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）は広島県により認定された「認定NPO法人」です。
ピースウィンズ・ジャパンへの寄附は、寄附金控除の対象となります。
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ピースウィンズ・ジャパン寄附金等取扱規程（2021年3月19日適用開始）
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