ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

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2019.3.27

【ハイチ】全6棟のコミュニティセンターの完成と学校合同ワークショップの開催

ハイチ 海外人道支援

 ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、ハイチ共和国南県サンジャン・ドゥ・スードコミューン(自治体)において2018年2月から地域住民の自然災害への対応能力強化を目指し、6棟のコミュニティセンターの建設と様々なワークショップ開催を進めてきました。
 
 PWJの現地エンジニアが監督し、20人の地域住民が座学研修と実践を通して災害に強い家屋の基本的な建設技術を学び、約100人収容可能なコミュニティセンターを対象6地域に建設しました。建設といっても、女性や未経験者でも十分できる作業内容があるため、研修対象者の20人の中に、必ず女性や未経験者を含めるようにしました。
 
2019年2月中旬には5棟目、そして最後の6棟目の完成式が開催され、それぞれ150人以上の住民が完成を祝いました。
市長やコミュニティリーダーからは、「2016年にハリケーンマシューが襲った時は、あれほど大きな災害になるとは誰も考えておらず、防災意識が欠けていたため、多くの犠牲者が出てしまった。また、ほとんどの家屋が脆弱な作りで、コミュニティは壊滅状態となった。今回PWJが来てくれて、このコミュニティに頑丈なセンターを作ってくれてありがとう。防災や衛生について教えてくれてありがとう。」と感謝の言葉をいただきました。
 

オープニングセレモニー当日の様子
オープニングセレモニー当日の様子
ソングセレモニーの様子
ソングセレモニーの様子

 
PWJスタッフからは、「センター建設は、私たちでなく、朝から夕方まで汗だくになって作業をした皆さんの手で作り上げたもの。建設に参加してくれて、こちらこそありがとう。習得した知識や経験を、ぜひ周りの人に伝えてください。そして、このセンターを地域のために有効活用してください!」と住民の協力に対する感謝と、今後のセンター使用に関する激励の言葉をかけました。
住民の手で準備され、歌や踊り満載のとても賑やかな式典は、郷土料理で締めくくられます。プラティン(甘くないバナナ)のフライや豆ごはん、魚料理などのほか、地域の特産であるカシューの果実から作られたワインなど、盛りだくさん。参加者も大喜びです。

 

ハイチダンス
ハイチダンス
完成した6棟目のコミュニティーセンター
完成した6棟目のコミュニティーセンター

 
 続いて、3月4日~6日の3日間にわたり、対象地域の小学校4校対抗の学校合同ワークショップを開催しました。このワークショップは、PWJが1年間かけて実施してきた「水と衛生(WASH)」、「防災・減災(DRR)」ワークショップのいわば集大成となるイベントです。合計6回のワークショップを通じて育成した普及員が、12校の小学校を回って教師と生徒に自らが学んだ知識を伝え、その知識がきちんと生徒たちに伝わっているのか試される場だからです。当日は、WASHやDRRに関するクイズ大会を中心に、地域の歌やダンスも披露されました。クイズ大会では、生徒が正解し、点を取る度に同じ学校の生徒から大歓声が上がり、学校ごとに一致団結して優勝を目指す姿がとても印象的でした。また、このイベントには東京からの出張スタッフも出席し、PWJスタッフと地域住民との親睦をより深める機会ともなりました。
 
 2019年3月下旬からは、いよいよ2年目の活動がスタートします。2年目は、同じ南県のアニケコミューンで4棟のコミュニティセンターの建設とワークショップの開催を行う予定です。今後ハリケーンや大雨が来たときの被害を最小限に抑えられるよう、参加型で地域住民の自然災害への対応能力を強化していきます。
 

PWJスタッフの挨拶の様子
PWJスタッフの挨拶の様子
クイズ大会の様子
クイズ大会の様子

 
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