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ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

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2021.4.7

【バングラデシュ】PWJ診療所 開所3周年記念イベント

バングラデシュ 海外人道支援

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、2017年よりバングラデシュ南東部コックス・バザールにあるロヒンギャ難民キャンプにて、保健医療事業を行っています。キャンプ14にてPWJが提携団体のダッカ・コミュニティ・ホスピタル・トラスト(DCHT)とともに運営をする診療所は今年で開所3周年を迎え、3月に記念イベントが行われました。
 


風船で飾られたPWJと提携団体が運営する診療所

 
 
この診療所は、キャンプ14に住む約3万人の避難民と周辺地域(ホストコミュニティ)で暮らすバングラデシュの人々が、24時間週7日体制で緊急診療を含めた基礎的医療サービスを受けることができる、限られた医療拠点の一つとなっています。唯一の分娩介助を行っている医療施設でもあり、毎月平均13人の新生児が当診療所で誕生しています。本診療所まで距離があったり、悪路であったりして通いにくい地域には、診療所のスタッフが訪問するアウトリーチプログラムも行っており、母子保健サービスの提供と啓発活動も積極的に行っています。
 


キャンプ内の家庭訪問をする保健ワーカー

 
3周年イベント当日は、診療所が風船で飾られ、診療所の女性職員が着ている伝統服も普段のものより華やか。午前中は、キャンプの子どもたち50人ほどが集まって、日本の運動会のようなイベントが開催されました。競技は、飴食い競争、縄跳び大会、綱引きやボール蹴りなど。テントが密集するキャンプでは子どもたちがこうした遊びをできる場が限られているので、子どもたちは大喜び。どの競技も子どもはもちろん、見に集まった大人たちからも大きな歓声が送られ、とても盛り上がりました。各競技の優勝者には景品としておもちゃが渡され、子どもたちはうれしそうに受け取っていました。
 


パン食い競争ならぬ飴食い競争
 

PWJ駐在員から景品を受け取る女の子

 
お昼からは、キャンプを管轄するバングラデシュ政府の関係者も招いての式典が催され、関係者からの挨拶につづき、3周年を記念して作られた特製ケーキのケーキカットが行われました。診療所で働く提携団体の職員は、医師、看護師、薬剤師、保健ワーカーなど、約20名。診療所開所当初から診療所の運営に携わっているか職員も多く、日々の活動は彼らの働きなくしては成り立ちません。当日は診療所の職員たち自身もイベントを楽しんでいる様子が印象的でした。
 


診療所開所3周年記念特製ケーキ
    

PWJ・提携団体診療所職員の集合写真

 
診療所に足を運ぶ人、妊産婦の家庭訪問を通じて私たちが話を聞く人たちは、皆多くの苦難を乗り越え、今なおそうした状況に直面しながら、日々キャンプで暮らしています。その状況に追い打ちをかけるように、3月下旬にはPWJが活動するキャンプから3キロほどにあるキャンプで、大規模な火災が発生し、少なくとも45,000人を超える人たちが住む家を失いました。
 
人々の生活は決して楽なものではなく、解決の糸口が見いだせない先行に、私たちに何ができるのだろうとやるせない気持ちになることもたくさんあります。そのような中でも、束の間の間、キャンプ内に子どもも大人も、人種も関係なく、笑い声が響きわたり、こうした当たり前のことができるように、私たちは今私たちにできる精一杯の活動を続けていく必要があるのだと、改めて気が付かされたイベントとなりました。
 


楽しそうに競技に参加するこどもたち
 

 
診療所の前には階段があることから「トクトク(ベンガル語で階段という意味)ホスピタル」や「ジャパン・ホスピタル」の呼び名で知られている私たちの診療所。キャンプ内外の人たちに安心して診療所を利用してもらえるよう、PWJは引き続き、提携団体とともに、保健・医療分野の活動を続けていきます。
 
またPWJでは、2021年3月下旬にロヒンギャ難民キャンプで発生した大規模火災の被災者に対する医療支援を開始しました(https://donation.yahoo.co.jp/detail/925046/)。
引き続きみなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
 


診療所のベンチに座る女の子たち

 
※本事業はジャパン・プラットフォームからの助成金や個人・法人のみなさまによる寄付金により実施しています。

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