ACTIVITY
私たちの活動

ケニアKENYA

ケニアでの活動

緊急支援/復旧・復興支援 2012年~
ソマリア国境付近のダダーブ難民キャンプと、南スーダン国境付近のカクマ難民キャンプと カロベエイ難民居住地区にて緊急支援に始まり復旧・復興支援を継続しています。

 

現在ダダーブでは、キャンプ統合により移動を強いられたり、洪水などで家を失ったりした 難民世帯へ住環境の確保が急がれており、一方キャンプ周辺地域の住民も貧困などの課題を 抱えています。

そこでピースウィンズはキャンプ内で仮設住宅の建設を行うと同時に、地域住民に対し て建設技術支援や起業支援を行っています。

 

カクマ・カロベエイでは、国連等とも協力し、仮設住宅や恒久的住宅、トイレなどの衛生施 設の建設・修繕などを通じて生活環境の改善に取り組んでいます。

ケニアの基礎データ

国名
ケニア共和国(Republic of Kenya)
首都
ナイロビ(Nairobi)
面積
58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍)
人口
5,300万人(2021年:世銀)
言語
スワヒリ語、英語
民族
キクユ民族、ルヤ民族、カレンジン民族、ルオ民族、カンバ民族等
宗教
伝統宗教、キリスト教、イスラム教

ケニアで解決したい課題を教えて!


ケニアでは近年、気候変動の影響により長引く干ばつで自国での生活がたち行かなくなった人々の流入が増加しています。その一方で援助は減少しており、人びとは難民キャンプへ無事辿り着いても、食糧や水、住居、トイレ、教育、医療等の支援が届かず、感染症や栄養失調に陥るリスクにさらされています。

1990年代初頭に設立されたカクマ、ダダーブの両難民キャンプは設立から30年以上が経ち、難民やホストコミュニティ(難民を受け入れる地域の人びと)の自立や、基幹サービスの現地政府や民間セクターへの移行を本気で目指さなければいけない段階にあります。

また、女性や障がい者等の脆弱な立場にある人々が尊厳を持って生きられるようになるための支援も不足しています。

ピースウィンズの活動を通して、改善されたことを教えて!

2012年からケニアでの事業を開始し、これまで給水、衛生、保健、教育、農業、環境、都市計画、住居、ロジスティクスなど、国際機関やケニア政府と連携した分野横断的な援助を通して難民やホストコミュニティの生活の向上に貢献してきました。

その活動と成果は、難民キャンプの給水インフラの整備や維持管理、コミュニティや市場を基盤とした衛生改善プログラムによる野外排泄の廃絶や衛生的なトイレの普及、月経衛生管理に関わる支援の拡大や普及、家庭菜園の普及による食糧安全の向上、恒久住宅や世帯トイレの普及による生活の質向上など多岐に亘ります。

私たちは、難民やホストコミュニティが本来持っている力を軸にした開発のための事業形成を行い、そのために不可欠な地元政府、住民団体、企業、国際機関との調整もきめ細かに行うことにより、難民を受け入れる地域の持続的な発展に貢献しています。

今後活動を続けるにつれ、より改善できそうな所は?

カクマ、ダダーブの両難民キャンプの給水インフラは老朽化し、給水源である井戸の数も不足しているため、増加した難民人口や周辺に定住した地元住民に対し、必要最低限の水を供給することができていません。
加えて両キャンプは乾燥地帯に位置しており、水源や給水網は気候変動により長引く傾向にある干ばつや、頻発する洪水の影響を強く受けます。

私たちは、人々の生活にも生計活動にも欠かすことのできない水の安定した供給や、給水環境向上のためのインフラの強化、そして給水サービスの効率化に、政府や開発機関と連携して取り組み続けています。
一方で両キャンプの周辺地域は都市化が進み、人口に比例してゴミも増加していますが、ゴミを収集し適切に処理するシステムが開発されていないために、ゴミは不法投棄され、人々の健康や周辺環境を脅かしています。

こうした状況に対し、ピースウィンズは、政府やリサイクル業者等と連携して事業を実施しています。リサイクルをベースにした持続的な管理方法を導入することにより、環境の改善に寄与するだけでなく、ゴミ収集、リサイクルに携わる人々の生計向上も図るべく活動しています。

SUPPORTご支援のお願い

支援が必要な人々のために
できること

ピースウィンズは世界各地の地震・洪水・干ばつなどの自然災害と、
紛争や貧困など人為的な要因によって
生命や生活の危機にさらされた人を支援しています。
また、復興・開発のために支援を行います。

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