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海外人道支援

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2007.1.24

ガンダ地域で貯水槽建設開始

アフガニスタン 海外人道支援

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は2006 年12月26日、乾燥域に位置するサリプル州サヤド郡のガンダ地域で、村人が共有する貯水槽5基の建設を開始しました。ガンダ地域の村落は、飲料水を確保できる河川や泉、井戸などから離れているため、慢性的な水不足に悩んでいます。昨年も干ばつによる水不足は深刻で、10月にPWJが行った緊急給水事業の対象地でもありました。完成後は計150万リットルの飲料水を貯蔵できることになります。

070104AFGSRP069D_S.jpg村人たちに事業開始を告げるPWJスタッフ
(C)PeaceWindsJapan

ガンダ地域でも村によっては村内に井戸がありますが、その水は塩水・苦水であり、飲用には適しません。その他の貯蔵施設は個人が所有するカンダ(伝統的な土や岩盤に彫った貯水槽)や泥壁の貯水池だけで、村人たちは雨期の間にカンダなどに貯めたわずかな水でかろうじて生活を送っています。貯めていた水が乾期の間に枯れてしまうと、村人たちは片道3〜5時間かけて、最寄りの河川や泉、井戸まで、飲料水や生活用水をくみに行く生活を強いられます。

070109AFGSRP012D_S.jpg石材提供などに同意しサインをする村の代表
(C)PWJ/ReikoHIRAI

ガンダ地域はケシ栽培を行っていた地域でもありました。ケシによる収入で、水を購入し、深刻な水不足に対処していた世帯も少なくありません。しかし、昨年度、アフガニスタン政府によって行われたケシ撲滅政策により、ケシによる収入が断たれたため村人たちにとって水不足の解決は以前に増して緊急で深刻な課題となっていました。

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061227AFGSRP648D_S.JPG写真左:石材集めが始まったハジダバラ村
写真右:多くの数の石材が集まっているチャーグンバッド村
(C)PWJ/MamoruKAWAMURA

今回の貯水槽建設事業は、住民たちと話し合い建設予定地を決定することから始まりました。今後、各村ごとに、建設用石材を村人たちに用意してもらいます。貯水槽には砂利・砂・木炭を用いたフィルターも設置するため、完成後には、そのフィルターの清掃の仕方や、水の塩素消毒・煮沸の必要性を村人たちに理解してもらうための衛生ワークショップ(研修会)も行う予定です。すべての貯水槽が完成すると、合計で150万リットルの水を村人たちに提供することができます。これは、世界保健機関(WHO)の基準で計算すると4.3カ月分の飲料水の必要量に相当します。
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