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ネパールの現地活動ルポ

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【ネパール地震】耐震技術研修、3村158人の被災者が学ぶ/復興支援事業

2017.8.18

「長く大工として働いていましたが、耐震技術については知識がありませんでした。研修を受けて、なぜ地震で家が壊れたのかが理解できました。安全な家を再建するために、これからは自信を持って働くことができます」。そう語るのは、2015年に起きたネパール大地震の被災者の一人、ブテ・タマンさんです。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が復興支援として実施した研修に参加し、耐震技術について学びました。

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【写真説明】ブテ・タマンさん/つなぎ部分が弱かったため、屋根から崩れた家屋

PWJは地震発生直後の2015年7月から、地震に強い家造りの技術を広めるための研修を続けてきました。研修のプログラムは、50日間にわたって建設の現場に立ち会うなどしながら耐震技術を身につける、という内容です。ネパールでは所有者自身が家を建築するケースが多いため、耐震技術を普及させることが重要と言えます。本事業の最後の研修が先月に終わり、参加者はは震源地だったシンドゥパルチョーク郡の3村の地元大工158名にのぼりました。実際にモデルハウスが17棟建てられ、女性グループや森林組合などにコミュニティーセンターとして利用されています。この地を訪れた人も耐震技術を学べるように、強度を上げたセメント部分を白く塗装するといった工夫が凝らされています。今後は学んだ技術を活かすべく、研修に参加したブテ・タマンさんたちが地元の再建を担っていってほしいと思います。

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【写真説明】研修に参加する女性/完成したモデルハウス

ネパールは今年で地震から3度目の雨季を迎えました。家を建て直している様子も見られますが、再建の道のりはまだ始まったばかりです。

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【写真説明】再建の進む家/広がる棚田

今後も研修を受けた地元大工たちが学んだ技術を正しく使えているかどうかモニタリング調査をしながら、今秋以降は農業による収入向上事業を計画しています。地震からの復興を中長期的に支えるために、今後も活動を続けていきます。引き続き、皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。

※本事業は、ジャパンプラットフォームや中央共同募金会からの助成や、皆さまからのご寄付により実施しています。

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