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ミャンマーの現地活動ルポ

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【ミャンマー洪水】トイレ建設と衛生キット配布で衛生環境を改善

2016.2.2

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、マグウェ地域プウィンビュ郡の20村を対象とした洪水被災者生活再建支援の一環として、洪水で失われた衛生的な環境を取り戻すため、750か所に家庭用トイレを建設し、300世帯に衛生キットを配付しました。

2015年7~8月にプウィンビュ郡を襲った洪水は、数十年に一度の大きな被害をもたらしました。トイレが全壊あるいは半壊して使えなくなった人たちは、近くの茂みで用を足したり、容器に用を足して外に捨てに行ったりしており、衛生面の悪化や健康面への影響が懸念されていました。

ミャンマー
洪水で全壊したトイレ(ピャー・セイ・コーン村)

PWJが再建した750か所のトイレは、近隣家族で共用されることもあり、計1,135世帯が利用しています。そのうち、高齢者や障がい者、子どものいる世帯が近くに住む130か所のトイレには、トイレの洗浄や手洗いがすぐできるように水タンクも設置しました。

これらのトイレは各村の大工の指導の下、住民たちが協働して建設しました。便槽用の穴の掘削や支援世帯の敷地への資材の運搬・設置も彼らの仕事です。トイレを建設した大工の人たちからは「住民の人たちに喜んでもらえるのが嬉しい」「とても満足しています」という声が聞かれました。

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竹を使ってトイレの便槽を作る住民(イン・ネット村)

20村のうち、シュウェ・レー・ズ村の漁師、ミェン・レイさん(45)は、「洪水でトイレを流されてしまい、外で用を足さざるを得ませんでした。トイレと水タンクを支援していただき、本当に助かっていて幸せです。どうもありがとうございました」と話してくれました。

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ミェン・レイさん(写真左端)家族と近所の人たち(シュウェ・レー・ズ村)

この地域の住民の多くは農業で生計を立てていますが、彼らの農作物への被害は甚大です。特に経済的に余裕がない世帯では、限られた手持ちの現金を食料の購入に充てるため、衛生用品にまで手が回らない状況でした。そこで、PWJは現場でのニーズ調査をして住民とも話し合い、要望の多かった水フィルターや石鹸、洗剤、シャンプー、歯ブラシ、タオルなど17品目から成る衛生キットを300世帯に配布しました。

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写真左:衛生キットを受け取った住民(キン・テ村)、同右:衛生キットの石鹸を使って手洗い(チッ・カイン村)

このプウィンビュ郡での洪水被災者生活再建支援では、このほか被災した農地の再整備も行い、全ての事業が無事終了致しました。PWJはこれからも、支援が必要とされている地域において活動を行っていきます。

この事業は、ジャパン・プラットフォームの支援を受け、現地のパートナー団体であるHelpAge International と協力して実施しました。

▼関連リンク
生計手段の再建に向けて農地整備を支援(2015.12.20)
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