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リベリアの現地活動ルポ

リベリアの現地活動ルポ

小学校2校が完成してリベリア事業終了

2010.2.24

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が、リベリア・ロファ州のフォヤ郡で建設を進めてきた小学校2校が、それぞれ2009年12月と2010年1月に相次いで完了しました。両校とも郡中心部から離れた村にあり、うち1校には丸太や木の板を渡してあるだけの橋をいくつも越えなければならないなど、資材運搬をはじめ工事は容易ではありませんでしたが、採光にも工夫した特徴的なデザインの校舎ができあがり、入学希望者数も大きく増える人気となっています。

完成後の引渡式で整列した村人たちとPWJスタッフ

完成後の引渡式で整列した村人たちとPWJスタッフ (C)PWJ

シエラレオネやギニアとの国境に接するフォヤ郡は、ロファ州内で州都ボインジャマについで面積が大きく、人口も多い郡です。それでも町の中心地から一歩離れると小さな村が点在しており、遠隔の村では、村人たちが木の棒とヤシの葉などの屋根でつくった学校で授業が行なわれていました。PWJでは、教育環境を改善するため、このような奥地の2校を選び、新校舎の建設を行ないました。

修復前の学校と子どもたち小学校への途中にある「橋」

写真左:修復前の学校と子どもたち (C)PWJ/Shitau MIURA
写真右:小学校への途中にある「橋」 (C)PWJ/Maho MIURA

建設したのは、ボリロー村のボリロー公立学校と、ヤサドュー村のヤサドュー公立学校。このうち、ボリロー公立学校に行くには、フォヤ郡の中心からいくつもの小川を越えて必要がありました。これらの小川にかかっている橋は、コンクリート製ではなく、丸太や木の板を渡して釘や針金で固定しただけ。雨期になると水量が増え、また木が古くなったり、固定している釘や針金がゆるんだりして車の通行が危険になります。建設中もこのような状態になり、セメントやトタン屋根などの資材を運ぶ車やトラックが現場に行けない日が続き、なかなか作業が進まなかったこともありました。PWJでは、複数の橋を修理しながら、建設を続けました。
このたび建設が完了した2校の学校も、前回のレポートで紹介したものと同様、広い内廊下と透明のトタン屋根を取り入れたスタイルの学校です。採光に優れていて、とても明るく広々とした印象があります。男女別のトイレと井戸も合わせて建設しました。フォヤ郡の教育局をはじめ、学校関係者、村人、そして生徒と保護者たちは新しい学校に大喜びです。入学希望者数も、前年度に比較して大きく増えました。

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完成した校舎
(C)PWJ/Shitau MIURA

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広々とした廊下
(C)PWJ/Shitau MIURA

PWJは、内戦のため隣国シエラレオネに逃れたリベリア難民の支援を2001年に開始。難民の母国への帰還を促し、帰還した人たちの生活再建を支援をするため、2004年3月からリベリア国内で支援活動を続けてきましたが、この2校の学校建設の完了をもって、リベリアでの活動を終了しました。長い間のご支援、ありがとうございました。リベリア事業での経験を生かし、PWJはこれからも、より支援の必要な地域で活動を続けていきます。
※この学校2校の建設事業は、スイス開発協力庁(SDC=Swiss Agency for Development and Cooperation)の協力を得て実施しました。
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