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リベリアの現地活動ルポ

リベリアの現地活動ルポ

ユニークデザインの小学校が地元で評判

2010.1.20

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)がリベリア・ロファ州のコラフン郡で建設を進めてきたカンボラフン小学校が2009 年10月に完成しました。PWJのエンジニアが新しく図面を引き、中央部分にゆったりとした廊下のある、今までリベリア国内では見たことのないスタイルの校舎。建設したPWJには完成前から多くの団体や個人からの問い合わせが続いていて、地元では今でも評判になっています。

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新しい校舎と笑顔がまぶしい子どもたち (C)PWJ

これまでリベリアにあった小学校の形は、I型、L型、コの字型のみで、教室の前に屋根付きの廊下はありますが、移動のためだけに使う、普通の廊下でした。今回の校舎は、教室の間に幅4メートル近い廊下があるため、そのスペースを講堂代わりに使ったり、雨期の間には校庭で遊ぶことができない児童たちが遊ぶこともできます。
いまだ、電気の通っていないリベリアでは、採光や風通しも考慮しなくてはいけませんが、今回の校舎は廊下の上を吹き抜けにして、屋根材に透明性のあるトタンを使用しました。これらによって、電気がなくても廊下部分が明るく陽が差し込むようになっています。

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機能性を備えるユニークな廊下 (C)PWJ/Shitau MIURA

校舎建設に合わせて、黒板と教材を提供し、他の団体からも生徒用の机とベンチ、制服が支給されました。
校舎のそばには、井戸と男女別になったトイレを建設しました。校舎の裏は斜面になっているうえ、岩の多い地形のため、井戸を掘るのには苦労しました。岩に当たって必要な深さまで掘り進めることができなくなってしまい、3回も場所を変更しなければなりませんでした。しかし、最後には立派な井戸を完成することが出来ました。
井戸・トイレ完成後には、先生と子ども、近隣の人たちを対象に保健衛生ワークショップ(研修)を実施。衛生の基本と、自分たちで井戸・トイレを管理しながら、ずっと使ってもらうために必要な知識を伝えました。

男女にわかれたトイレ男女にわかれたトイレ

男女にわかれたトイレ(C)PWJ/Shitau MIURA

PWJの学校建設事業によって、カンボラフン小学校の教育環境は飛躍的に改善され、先生も、保護者も、子どもたちも大変喜んでいます。
PWJは、カンボラフン小学校と同時期に、ロファ州内のフォヤ郡でも同じ設計による学校建設を2カ所で進めてきました。1校は2009年12月に完了、もう1校は2010年1月に完了予定です。最後の学校の地元への引き渡しとともにPWJのリベリア事業は終了する予定です。
*カンボラフン小学校の建設事業は、株式会社三菱ケミカルホールディングスの協力も得て実施しました。

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