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特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン
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イランの現地活動ルポ

イランの現地活動ルポ

耐震技術を身につけて復興を担う

2006.1.31

ピース ウィンズ・ジャパン(PWJ)では、2003年12月にバム市周辺を襲ったイラン南東部地震の後、緊急支援に続いて、耐震技術の普及に取り組んできました。その総仕上げとして2005年9月から技術者を対象に開催してきた2期目のトレーニングプログラムが2006年1月18日に修了し、18人に修了書が授与されました。技術者たちには、バム再建の期待がかかっています。

イランイラン

写真左:講師をつとめるPWJのエンジニア担当スタッフ

写真右:講義後、演習に取り組む参加者たち
(C)Peace Winds Japan

トレーニングプログラムは、PWJがイラン住宅公社と協力して実施してきました。最終の講義は、建設におけるマネジメント。バム周辺では、建設関係者のマネジメント能力があまり高くないため、事前に契約した工事が、契約した金額や期間のなかで完了できなかったり、設計・契約の内容と違っていたりすることが少なくなく、現場が工事途中のまま投げ出されてしまうことさえもあります。建築関係者へマネジメント能力を指導することは、再建の進むバム地域の復興で、非常に重要です。

最終講義では、PWJのエンジニア担当スタッフが、建設におけるマネジメントとして、コスト管理、スケジュール作成と管理の重要性などを説明。参加者は続いて、決められた期間に、あるサイズの住居を建設することを想定し、その基礎工事からのスケジュールと建設計画を立てるという演習に取り組みました。演習中には、PWJスタッフが参加者からの質問に答え、アドバイスを与えて、各自が建設計画を立案しました。

イランイラン

写真左:わからない点はPWJスタッフに質問
写真右:バム復興へ気持ちを新たにする技術者たち
(C)Peace Winds Japan

また、最終テストの結果の通知も行い、採点方法や回答についての講評も詳しく行いました。採点では、なるべく受験者が後から復習しやすいように、間違いの箇所にはコメントを多く加えるように工夫しました。

今回、合格となったのは、18人。後日、合格発表と、修了書の授与が行われ、高い耐震技術を身につけたことの証明を受け取った技術者たちは、バム復興へ自分たちの技術を生かしていこうと気持ちを新たにしていました。

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