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バングラデシュの現地活動ルポ

バングラデシュの現地活動ルポ

ロヒンギャの人々に医療を‐難民キャンプに診療所を建設

2018.2.26

昨年8月25日に隣国ミャンマーのラカイン州で発生した武力衝突により、バングラデシュ南東部では65万人以上のロヒンギャの人々が避難生活を送っています。

一度にとても多くの人が避難してきたため、病院や診療所の数は全く足りていません。そこで、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)はキャンプ内に診療所を建設し、その運営を行っています。

①診療所記念写真_IMG_7816

【写真:診療所の前で、提携団体の医療スタッフと】

診療所の運営は、現地の医療団体であるダッカコミュニティホスピタルトラスト(DCHT)と協力しながら行っています。DCHTはバングラデシュ国内でいくつも病院を運営していて、スタッフは皆さんとても優秀です。

②工事中_20180102_102115

【写真:建設中の様子】

診療所は昨年12月20日に建設を開始し、今年の1月10日に開設しました。年末年始も休みなく働かれた工事作業員の方々には頭が下がる思いです。

③待合室写真_20180111_105413

【写真:待合室の様子】

診療所開設前からハキンパラで活動をしているため、この地域の人びとは既にPWJやDCHTのことをよく知っています。ですので、オープン初日から毎日たくさんの患者さんが来院されました。

そのなかでも診療所を訪れた人々は小さな子供を連れたお母さんが大多数を占めていました。ロヒンギャの家庭は子沢山のところが多く、10人家族なども珍しくありません。

④診察_シャルマ20180111_102749⑤診察_アシャ20180111_094247

【写真:丁寧に診察をするDCHTのシャルマ医師(左)とアシャ医師(右)。】

風邪や下痢、栄養不足などで来院する方が多いです。特に栄養の足りていない子どもや妊婦が多いため、栄養改善の物資配布を合わせて行っていきます。

⑥分娩室_20180110_122456

【写真:保育器と赤ちゃんベッド。分娩室に設置されている】

また、この診療所は一般外来だけでなく出産にも対応しており、産前の妊婦健診から出産、産後ケアまで含めたサポートを行っています。

ロヒンギャの人々の多くはこれまで病院に行く習慣がなく、自宅で出産する傾向があります。それにより最悪の場合死産になってしたり、母体に深刻な影響が出たりすることもあります。そこで、人々の住んでいるエリアまで足しげく通い、診療所へ来てもらうための啓発活動も行っています。

PWJはこれからも、支援を必要とする人々の助けとなるべく活動を続けていきます。

本事業はジャパン・プラットフォームの助成と皆様からの寄付で実施されています。

バングラデシュ事業担当 稲垣

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