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アフガニスタン
アフガニスタンでは、2004年1月に新憲法が採択されるなど、国づくりが本格化しています。しかし、早くから支援が集中した首都カブールなど都市部に比べると、地方はこれまで支援団体が比較的少なく、復興も遅滞。人々は依然、長期的な支援を必要としています。
このような状況のなか、ピースウィンズ
・ジャパン(PWJ)は北部サリプル州に重点をおいて活動しています。ここでは、かつて大規模な干ばつによって村から避難していた人々が、いまは村に戻り、生活の再建に取り組んでいます。おもな課題は、生活の基本である水供給の安定化と、農業の復興。広い範囲に点在する村々をつなぐインフラの整備や、夫の死亡や負傷によって一家の生計を担うようになった女性への支援も急務です。2003年度の活動は、こうしたニーズに対応したものとなりました。
水供給の安定化に向けては、井戸や貯水槽、集水ダムの建設を進めました。また、水資源管理の基礎となるデータを収集・蓄積する調査も開始。将来、行政に対して、効率的な水資源利用計画を提案することも視野に入れて活動しています。農業復興については、種子の配布や果樹園の再生支援を実施。インフラ整備の一環として建設された道路や橋などを使って、収穫物が市場に運ばれるようにもなりました。女性に対しては養鶏や養蚕を通じて、収入の向上に取り組みました。
一方、カブールでは特に貧困層が多く暮らす地域で3校の学校を建設しました。また、カブールには国連機関や国際NGOの本部事務所、各国大使館などが集中。PWJカブール事務所は、さまざまな情報を収集し、現地政府や各人道支援機関、大使館との協議・調整などを行ううえで重要な役割を果たしました。復興が急務であるアフガニスタンにとって、国際社会の関心が薄れつつあることは、最大の危険要素です。特に地方の状況については情報も少なく、支援の重要性が増す一方で、支援資金は先細り。イラク情勢に人々の目が奪われたことも、この地が過去の記憶となるスピードを速めています。PWJは今後も、現地での活動の推進とあわせて、財政的、また精神的な支援の必要性を日本社会に呼びかけていきたいと考えています。 |
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