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シエラレオネ共和国
2001年以降、情勢が安定に向かいつつあるシエラレオネ。かつて難民として国外に逃れていたシエラレオネ人の多くは故郷の村に戻り、生活再建に取り組んでいます。一方、隣国リベリアでは14年にもわたる内戦が2003年夏まで続き、その間に難民や国内避難民となった人は推定80万人以上(同国の推定人口の4分の1以上)。情勢の落ち着いているシエラレオネにも大勢の難民が流入しています。国境をわたるのは難民だけでなく、武器や武装兵も、戦闘の動向にあわせて国を行き来する状況が続いています。
ピースウィンズ
・ジャパン(PWJ)のシエラレオネ事業は、村でのシエラレオネ帰還民への再定住支援と、難民キャンプでのリベリア難民支援の二本柱。同じ国に暮らす、別々の事情を抱えた人々を同時に支援することは容易ではありません。しかし、西アフリカでは一国の情勢不安が地域全体の不安定化を招きかねず、支援活動にも、地域全体の安定を考える視野が求められています。村での活動の中心はコノ地区です。コノ地区では、2003年度の目標とされていた25本の井戸の掘削に成功。あわせて、水を介して感染する病気の予防や、水を利用した衛生状態の改善のための衛生教育も実施しました。また、11月にはイギリスから井戸掘りの専門家を現地に呼び、PWJスタッフの技術向上のためのトレーニングを開催。来年度以降、さらに効率的に作業を進められるよう、スタッフの育成に努めました。
リベリア難民キャンプの支援も、開始から3年が経ちました。その間もリベリア情勢は改善の兆しが見られず、PWJの難民キャンプで暮らす人々も、一時は1万2000人近くを数えました。PWJは、新しい難民の受け入れや食糧配給、衛生向上などの支援を続けるほか、幼稚園を建設するなど、キャンプでの生活環境のさらなる向上に努めました。8月にリベリアで和平協定が締結された後は情勢が安定に向かい、難民の流入も終息。しだいに難民たちの帰還への期待が高まるのに応えて、PWJでも帰還支援を検討する段階に入りました。
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